【まずはコレ】初心者に必要な紅茶道具は4つだけ!中~上級者向けアイテムも解説
「紅茶道具って何を揃えればいいの?」
「初心者にオススメの道具が知りたい!」
「カフェに必要な紅茶道具って何?」
紅茶道具と言ってもいろいろありすぎて、何を揃えたらいいか悩む方も多いのではないでしょうか?道具を徐々に揃えていくのも楽しいものですが、開業が迫っている方であれば、取り急ぎ物をそろえたいという気持ちもわかります。
結論から言うと、茶器はこだわらなくても問題ありません。難しく考えず、まずはお茶を楽しむところから始めましょう。
ただ、茶器にこだわり始めると紅茶はより面白くなります。想像されている以上に紅茶は手軽に楽しめるので、まずははじめて見てください!
ティーカップ以外で、最低限必要なものは4つだけ。
【最低限必要な紅茶道具】
- お好みの茶葉
- ティーキャディースプーン・0.1g単位の計量器
- ティーポット
- ストレーナー(ティーバッグを使う場合は不要)
1つは茶葉なので、正確には3つですね。紅茶道具は最低限必要な物から、一生見ないかもしれないディープなものまで様々です。
その分しっかり種類を揃えると、中世にタイムスリップしたような空間を作り出せる魅力もあります。
今回は、必須レベルの物からカフェでも見かけない「お茶会」用の紅茶道具まで、4段階に分けて紹介します。紅茶を仕事や趣味にするなら、名前だけでも知っておくと役立つ日が来るはずなので、買う予定がない方もぜひ最後までご覧ください。
*ティーポットについてはYouTubeでも詳しく解説しているので、是非あわせてご覧ください 😀 ↓
【初級編】絶対に欲しい紅茶道具
紅茶道具なら、まずは以下の4つを揃えましょう。茶葉から入れるためにはどれも必須の道具なので、正直この4つが無いと始まりません。
- お好みの茶葉
- ティーキャディースプーン・0.1g単位の計量器
- ティーポット
- ストレーナー(ティーバッグでは不要)
最低限必要な4つに厳選しました。順に見ていきましょう。
1. お好みの茶葉
紅茶を飲むなら、当然茶葉は必須です。お好みの茶葉を買っておきましょう。
せっかく道具を揃えるなら、リーフ(茶葉そのまま)で購入した方が美味しくおしゃれに紅茶を楽しめます。
茶葉が湿気らないように、保存用の容器も一緒に買っておくとベストです。茶葉は日光でも劣化するので、ガラスよりも遮光できる缶がよいでしょう。茶葉は常温で保存で大丈夫です。冷蔵庫、冷凍庫にいれても問題ありません。
2. ティーキャディスプーン・0.1g計量器
ティーキャディースプーンは、ティースプーンとも呼ばれる茶葉を計量する専用する道具です。ちなみに、日本で一般に流通しているスプーンはコーヒー用の物なので、紅茶用のものより一回り小さい場合がほとんどです。
ティーキャディスプーン1すくいで茶葉3~4gになり、お湯の量は300cc程が目安になります。
初心者の間は特に適切な茶葉の量が分からないので、できれば0.1g計量器を使うと美味しく楽しめますよ。ティーキャディースプーンは大きさや形・深さがまちまちなので、慣れるのにすこし時間がかかります。
茶葉の量は、ちょっとくらい多かったり少なかったりしてもOK。お茶を淹れながら好みの加減を探していきましょう。
おいしい紅茶のいれ方はこちらの記事で詳しく紹介しています!
>>【プロが解説】おいしい紅茶のいれ方6ステップ!重要なポイントは3つだけ【手軽にできる】
3. ティーポット
ティーポットは、茶葉から紅茶を抽出するための道具です。ティーバックと違い、使うだけで「紅茶を淹れている感」が一気に増します。
ティーポット一つあるだけで雰囲気バッチリで、優雅なひと時を堪能できます。
ティーポットにはいろいろな物がありますが、茶葉が中でジャンピングしやすい丸型がおすすめです。
※ジャンピング:ティーポット内のお湯が対流することで、茶葉が上下に動く現象。上手く茶葉から抽出ができている証。
4. ストレーナー
ストレーナーは、ティーポットからカップに紅茶を注ぐ時に茶葉が入らないように「こす」物。いわゆる「茶こし」です。
既に茶こしを持っているなら代用してもよいですが、ポットを用意するなら専用のストレーナーをセットで持っておくと、さらに雰囲気がグレードアップします。
紅茶用のストレーナーはティーカップに取り付けられる形状になっており、両手で注げるようになるので安定するのもメリットです。
また、ティーポットと一体になっている商品もありますが、こちらのほうがより素敵に見えるかも!?
【中級編】一気におしゃれにしてくれる紅茶道具
次に紹介するのは中級レベルの道具です。必須ではありませんが、あると一気におしゃれな雰囲気を作ってくれます。
- ティーカップ
- ケトル
どちらも一般家庭にあるもので十分代用できますが、来客に紅茶を振る舞う時にこの2つがあると、一目置かれること間違いなしです。
順番に見ていきましょう。
1. ティーカップ
紅茶はいつものコップでも十分味わえますが、ティーカップに注ぐと見た目が一気に華やぎます。また、口が広いので紅茶の香りが広がりやすく、匂いも堪能しつつ味わえるのもポイントです。
ティーカップには装飾が施されたおしゃれな物から、内側が真っ白な物まで様々です。白い物を選べば紅茶の色が映えるので「ゴールデンリング」を楽しめます。また、茶葉の種類による水色の違いもわかりやすいので、見た目でも紅茶の特徴を感じられます。
ティーカップは紅茶の見た目と香りが変わるので、最も全体の雰囲気をレベルアップさせてくれるものかもしれません。
2. ケトル
通常のヤカンや電気ケトルでもお湯は作れますが、キッチンから紅茶用のケトルが出てくるとお客さんはびっくりするはずです。
目の前でティーポットにお湯を注ぐだけでも、一種のパフォーマンスのようにみせられます。
また、紅茶用のケトルは銅の物が熱伝導率が良いのでおすすめです。早くお湯が沸くので、いれる紅茶がさらに美味しくなります。
※紅茶を入れるお湯には、空気がしっかりと含まれていた方がジャンピングをしやすくなり、抽出が上手くいきやすいです。加熱時間が長いと、その分お湯から空気が抜けていきます。
【上級編】カフェでたまに見かける紅茶道具
上級編の紅茶道具は、例え紅茶が趣味だとしても一般家庭にはほぼ必要ないレベルの物です。代用できる物も多くある上、無くても日常生活に支障はありません。
- ミルクポット
- シュガーポット
- ティーバックレスト
カフェを経営するなら必要になる場面もあるので、順に見ていきましょう。
1. ミルクポット
ミルクポットは、ミルクティーを作るための牛乳をいれておく容器です。カフェでミルクティーを注文した時に、見たことがある方もいるかもしれません。
冷蔵庫から取り出した直後の牛乳を提供すると紅茶の温度が下がってしまうので、電子レンジで人肌程度に温めておきましょう。ただし、牛乳は70°C以上に温めると独特の臭みが出て紅茶の香りを打ち消してしまいます。温めすぎには注意しましょう。
2. シュガーポット
シュガーポットは、文字通り砂糖を入れておく容器です。お店によって中身は角砂糖と粉のタイプのお砂糖に分かれます。
スプーンですくって取り出す「キャニスタータイプ」と、容器を傾けて取り出す「ディスペンサータイプ」の2種類があるので、好きな方を選んでください。
見える位置(各テーブルの隅など)に常設しておく物なので、良いデザインのシュガーポットを選ぶと室内のおしゃれ度がワンランク上がります。
3. ティーバックレスト
ティーバックレストとは、抽出が終わったティーバックを置いておく小皿のことです。液体が溢れないように、少し深めに作られています。
凝ったデザインのティーバックレストを使えば、いつものティーバックもなんだかおしゃれに見えますし、使い終わったストレーナーを置いておくにも適しています。
【超上級編】カフェでも見ない本気の紅茶道具
超上級編の紅茶道具は、見たことはおろか聞いたこともないような物もあるかもしれません。カフェを経営するとしても、置いていないところもほとんど。「お茶会」レベルの品々です。
- 砂時計
- ティーポット(サーブ用)
- ティーコジー
- ティーマット
反面、もしこれらの道具を揃えれば、中世の貴族のような雰囲気を作れます。紅茶教室で見かけるかもしれないので、名前だけでも覚えておくと良いでしょう。
1. 砂時計
茶葉は抽出時間がとても重要です。うっかり1〜2分長く放置しただけで、渋みが出てしまう物もあります。スマホやキッチンタイマーを使って時間を測っても良いですが、砂時計を使うのが一番おしゃれです。
せっかく優雅にお茶を楽しむのであれば、砂時計を使ってみましょう。音が出ないので、お店でパフォーマンスとして使うのも良いかもしれません。
抽出時間はおおよそ2~3分程度ですが、茶葉の大きさによって異なり大きいものほど時間がかかるので気をつけてください。
2. ティーポット(サーブ用)
大人数でお茶会をすると話が盛り上がってしまい、つい抽出しすぎてしまうこともあります。また、何度もお湯を沸かすのは面倒なので1人2杯分以上のお茶を1度に作ってしまいたい場面もあるでしょう。
そんな時、茶葉の抽出用のティーポットとは別に、2つ目のティーポットがあると便利です。多めに紅茶を作った場合、抽出が終わった紅茶は放置せず、ストレーナーを通してサーブ用(注ぐこと)のティーポットに一度移して過剰抽出を防ぎます。
テーブルの上にサーブ用のティーポットだけを置いておけば、いつでも2杯目が飲めます。
3. ティーコジー
ティーコジーは、ティーポットに被せて保温効果を高める「ずきん」です。お茶会で長時間話し込んでも紅茶が冷めないように使用します。
性質上、サーブ用のティーポットに使うことが多いので、2つ目を購入してから用意しましょう。ハンドメイドするのも楽しいですね。
4. ティーマット
ティーマットは、ティーコジー同様保温効果を高める物です。ティーポットの下に敷いて、底面から熱が逃げるのを防ぎます。
あくまで保温効果を目的にした物なので、鍋敷ではありません。厚手の布でも代用はできます。
【番外編】紅茶の世界3大銘茶
紅茶道具ではありませんが、番外編として初心者の方が飲むべき「世界3大銘茶」もご紹介します。
紅茶を模索している最中であれば、まずはこの3つを制覇しましょう。
【世界3大銘茶】
- キーマン
- ダージリン
- ウバ
順に解説していきます。
1.キーマン
キーマンは中国産の紅茶で「キーモン」「キームン」とも呼ばれます。細く捩れた茶葉をしており、深い味わいと独特のスモーキーな香りが特徴です。また、最上級のキームンは「キームン香」と呼ばれる花のような香りも含みます。
味の濃い茶葉なので、付け合わせのお菓子も味のしっかりした物がおすすめです。飲み方はストレートの他、香りが苦手な方はミルクティーでも楽しめます。
茶葉が硬く開きにくいので、抽出は1〜2分多めに時間を取ると良いでしょう。
2.ダージリン
ダージリンはインド産の紅茶で「紅茶のシャンパン」とも呼ばれる紅茶です。収穫時期は春夏秋の3回に分かれ、早いほど希少で値段も高い傾向にあります。
夏摘みの「セカンドフラッシュ」では、マスカテルフレーバーと呼ばれる香りが特徴です。
収穫時期 | 名称 | 特徴 |
2~4月 | ファーストフラッシュ | 若々しい爽やかな風味 |
5~6月 | セカンドフラッシュ | 茶葉が色づき、香りが最盛期を迎える |
10~11月 | オータナムル | 味とコクが凝縮されている |
また、スーパーで見かけるダージリンは「ダージリンを一部ブレンドした紅茶」であることが多く、本物のダージリンを飲むと違いに驚かれる方もいます。
3.ウバ
ウバはスリランカ産の紅茶で細かく砕かれた茶葉が特徴です。ウバは「セイロン」という茶葉の種類の中で最も有名なものであり、メントールのようなすっきりとした風味と独特の渋みを含んでいます。
香りは「ウバ・フレーバー」と呼ばれ、バラや鈴蘭の花に例えられる濃厚な香りです。
お茶受けはウバの渋味の元であるタンニンと相性が良いチョコレートがおすすめです。チョコの油分をタンニンが分解してくれるので、濃い味付けでも後味を爽やかにしてくれます。
紅茶を注ぐとカップの縁に映る「ゴールデンリング」を楽しみながらストレートで飲んでもよいですが、ミルクティーにしても楽しめる味わいも持っているのですきな飲み方を探してみてください。
まとめ:まずは必須の紅茶道具から揃えよう
紅茶道具は全て揃えようと思うとなかなか険しい道のりです。初心者のうちは最低限の道具を揃えたらお金を様々な茶葉に使った方が良いでしょう。
必須の道具は以下の4つだけ。
- お好みの茶葉
- ティーキャディースプーン
- ティーポット
- ストレーナー
まずは様々な紅茶を飲んでみて、好みの茶葉を見つけてみてください。
なお、このメディアを運営する葉楽はお茶の卸売の会社で、創業20年のノウハウを使って仕入れた高品質の茶葉が揃っています。業務用の茶葉を求めている方はぜひご相談ください。1000種類以上のなかから、ご希望に合わせた物をご提案いたします。
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【お試しセットの内容】
20種類の茶葉+10種類の茶葉引換券
なお、こちらは会社や店舗様限定となります。個人やご家庭で楽しむ方はご依頼できませんのでご注意ください、
お店に置く商品を選ぶ前に、さまざまな種類の茶葉を試してみていただきたいので、ぜひお問い合わせください。
*ティーポットについてはYouTubeでも詳しく解説しているので、是非あわせてご覧ください 😀 ↓