1人でカフェ経営をするのは難しい!?ワンオペオーナーの現実と成功のポイントを解説
「1人でカフェの経営をしたい!だけど難しそう…」
カフェの経営は素敵で憧れますよね。チェーン店が増えてきている中、個人でカフェを経営しているお店を好むお客さんもいます。
でも1人でカフェを経営するのは、実はかなり大変。
この記事では、1人でカフェを経営するメリット・デメリットや成功させるポイントを紹介しています。
1人でカフェを経営したい、すでに経営しているけどうまくいかないという方は、ぜひ最後までご覧ください。
1人で経営するメリット3選
1人で、カフェを経営する場合、自分の意志を尊重でき、低予算でお店を開くことができます。具体的には以下の3つがメリットです。
- やりたいカフェにできる
- 従業員を雇う必要がない
- 資金繰りがしやすい
1. やりたいカフェにできる
店員はあなた1人です。経営も接客も調理も全部あなた1人でできるので、自分のやりたいカフェにできます。
プラネタリウムを一部併設したり、本が読める落ち着いた雰囲気を作ったり、コンセプトを決めてカフェを営業すると、集客にも繋がります。
1人なので、お店のこだわりを大切にできます。
2. 従業員を雇う必要がない
従業員を雇うのはかなり大変。以下のことをする必要があります。
- 募集・求人を出す
- 面接を行う
- 制服を用意する
- 教育する
- シフトや給料を管理する
従業員を雇うと楽になると考えるかもしれませんが、仕事に慣れるまで手間がかかります。
またパートやアルバイトで雇うと、いつ辞めてしまうか分かりません。辞めた場合は、また求人から始めなくてはいけません。
規模の小さいお店の場合、従業員を雇わなくていいというのはメリットです。
3. 資金繰りがしやすい
従業員を雇うのには、1人あたり30万円の費用がかかります。
例えば、週6 9:00~18:00営業のお店で従業員を雇う場合、
時給1000円×10時間×26日数=26万円かかります。
混雑するランチタイムのみ雇っても
時給1000円×3時間×26日=8万1000円
かかります。単純な人件費以外にも、求人の宣伝費用や制服、交通費などもかかります。
従業員を雇わず、1人でカフェを経営するのは、金銭的負担を軽くします。
1人で経営するデメリット3選
1人でカフェを経営していくのは、非常に大変です。やるべきことが多いだけでなく、頼れる人がいません。工夫をしながら経営を行っていきましょう。具体的なデメリットは以下の3つです。
- 重労働
- トラブルに対応しにくい
- 客観的な分析が難しい
1. 重労働
カフェを経営するのには、以下のことをしなくてはなりません。
- 食材や調味料、資材の買い付け・発注
- 経理
- 問い合せ、予約対応
- 調理や盛り付け
- 接客、会計
- 清掃
- 宣伝
- 飲食業界や社会情勢について情報収集
1人で経営していくには、これらのことをすべて自分でしなくてはなりません。
かなり大変なので、ポイントを押さえて行動することが大切です。ポイントを後ほど解説するので、確認してください。
2. トラブルに対応しにくい
カフェを経営していると、多くのトラブルが発生します。1人での経営の場合、トラブルに対応するのが難しくなります。他の客さんを待たせてしまったり、自分の体調に異変が起きたりすることは、最終的にお店の不利益につながるかもしれません。
以下のトラブルが考えられます。
- トイレに行けない
- 強盗などの被害に遭う
- グラスが割れる、飲み物がこぼれる
- クレーム対応や電話対応が出来なくなる
トラブルの際に頼れる人を用意しておくことや、防犯対策をしておきましょう。
3. 客観的な分析が難しい
ずっとお店に1人で立っていると、客観的にお店を見れなくなってきます。分析の時間が取れなかったり、1人しかいないのでデータが取れなかったり。
カフェを経営していく上で、分析と修正を繰り返していくのはとても大切なことです。しかし、1人経営だと、従業員がいないので、お店目線に立った他人の意見が聞けなくなります。
お客さんに積極的にアンケートを取ったり、友人にお店を利用してもらい、意見を聞くとよいかもしれません。
【多忙】1人経営カフェオーナーの1日のスケジュール
8:00:仕込み
9:00:開店準備(店内清掃・在庫確認)
10:00:開店
12:00:ランチピークタイム
16:00:ディナーに向けて仕込み
17:00:ディナータイム
19:00:ディナーピークタイム
21:00:閉店
22:00:閉店作業 (売り上げ計算・清掃)
一般的な9:00~21:00営業のカフェの場合、オーナーは1日14時間労働。他にも、お店を分析したり、戦略を練ったりなど、家で行う仕事もあります。
また、月末には棚卸しや月次の売上計算などでさらに業務が増えます。お店が忙しくなると業務時間中に終えられず、閉店後にやらなければいけません。
カフェを経営する場合、かなり長い労働時間になることを覚えておきましょう。
【必見】カフェを1人で経営するポイント9選
「カフェを1人で経営していくのは大変そう…」と思っていませんか。
もちろん大変なのですが、実際に個人で営業しているところもあります。
1人で経営していくには、ポイントを押さえることが大切です。9つ紹介します。
- お店の規模を小さくする
- メニューは徐々に増やす
- ヘルプ人材を用意
- メニューを工夫する
- 動線を考える
- 物販を取り入れる
- 家電を取り入れる
- 営業時間を短くする
- 体調管理に気を付ける
1. お店の規模を小さくする
1人で経営できるお店の規模は、10席程度と言われています。
10席増えるごとに従業員が1人必要になるというのが飲食店の常識です。
お店の規模が人数と合っていないと、お客さんを待たせたり、トラブルにつながる恐れがあります。「大きなカフェに憧れがある」という場合も、1人経営のうちは10席程度に留めるようにしましょう。
2. メニューは徐々に増やす
1人経営のカフェの場合、メニューを開業時から作り込むのではなく、少しずつ増やしていきましょう。
実際に、どのようなお客さんが、何時ぐらいに来店して、どれぐらい注文するかは開業してみないと分からないからです。また、開業してみないと、自分がどれほどの仕事量をこなせるのかわかりません。
途中でメニューを減らすというのは、お客さんにもあまり印象がよくありません。少しずつ増やしていくようにしましょう。
特に、開業してすぐは家族や友人がお客さんとして来てくれる場合も多いのではないでしょうか。意見を聞いて、人気で手間のかからないメニューを増やしていくと経営がうまく回ります。
3. ヘルプ人材を確保
万が一、事故にあったり、体調を崩した場合のために、ヘルプの人を確保しておきましょう。
ヘルプというのは、緊急のときに自分の代わりにお店に立ってくれる人のことを指します。
家族や友人が可能の場合は、お願いしましょう。できるだけお店のことが分かっている人がよいです。
身内が難しい場合は、求人サイトを利用しましょう。
あらかじめ登録を済ませておいて、ヘルプが必要になったら求人をかけます。
万が一の際でも、お店が営業できるように、ヘルプをお願いする用意をしておくことが大切です。
4. メニューを工夫する
1人経営のカフェは必ずメニューに手間がかからないように工夫しましょう。メニューが多いとお店が回らなくなってしまうからです。
- メニューの数を減らす
- 手間のかからないメニューにする
の2つが重要です。
1人で営業しているカフェの場合、メニューは数種類しかないことやフードの提供がない場合もありあす。
メニューが少なくても、コーヒーは必ず客さんの目の前で入れる、自慢のコーヒーを用意するなどの工夫があれば、お客さんの満足度は下がりません。
手間のかからないメニューとは、作り置きができるものを指します。
具体的には
- カレー
- シチュー
- スープ
- ケーキ
- クッキー
などです。
開店前に調理しておけば、注文をもらってから温めるだけで提供できます。
メニュー作りに悩んでいる方はこちらの記事もご覧ください。
>>儲かるカフェが必ずやっているメニュー作りのコツ!5つのポイントを押さえて繁盛店へ
5. 動線を考える
自分やお客さんの動きを考えて、お店の家具を置きましょう。
テーブル席よりカウンター席のほうが、自分の動きは楽です。振り返るだけで、ドリンクやフードの準備ができます。他にも、レジは近くに設置することや、玄関は目の届く位置にするなどの工夫があると、動きやすいです。
キッチンが裏にあって、調理を始めると店内が分からなくなるということは、1人営業の場合は避けましょう。
6. 物販を取り入れる
1人でカフェを経営している場合は、フードやドリンクだけでなく、物販を行っている場合があります。
- コーヒー豆
- コーヒーマシン
- 紅茶の茶葉
- 雑貨
などを置いてみましょう。物販は賞味期限がないものや長いものが多く、利益率が高いものです。さらに、自分の手間もかかりません。ぜひ取り入れてみましょう。
7. 家電を取り入れる
自分の手間を減らすために、家電を取り入れましょう。
- 食洗器
- 業務用レンジ
- コーヒー自動抽出マシン
- 自動精算機
などを取り入れると効果的です。
しかし、業務用の家電は、値段が高いものが多いです。初期投資が大きくなると、経営のリスクが上がるので、開業してから徐々に導入するのがおすすめです。
儲かるカフェの特徴と開業費用について、こちらの記事で詳しく解説しています。
>>【秘策】儲かるカフェを作る7つのポイント!開業資金についても解説【今日から取り入れられる】
8. 営業時間を短くする
1人で経営するカフェは、営業時間を短く設定することが多いです。
長時間の労働は、体を壊してしまうからです。先ほど、9:00~21:00営業のカフェの労働時間は1日14時間労働になると紹介しました。労働時間は8時間を目安に考えましょう。
開店・閉店準備には、それぞれ1時間かかるので、6時間営業にすると、労働時間を8時間にできます。他にも、できるだけ営業中に経理や発注も行うなどの工夫をしましょう。
営業時間を短くする場合は、どの時間に営業するかが大切です。
モーニングとランチに力を入れる場合
9:00~15:00営業
ランチとディナーに力を入れる場合
11:00~14:00 ランチ
14:00~18:00 休憩
18:00~21:00 ディナー
休日に力を入れる場合
平日
11:00~16:00
休日
10:00~18:00
お店の立地や客層に合わせて、どの時間帯を狙うか決めましょう。
オフィス街であれば、ランチタイムの営業は外せません。駅から近いお店は、モーニングの利用も多いでしょう。繁華街であれば、休日の営業時間を長くしましょう。
9. 体調管理に気を付ける
1人でカフェを営業するには、体調管理が必須です。
飲食店ですので、体調に異変がある場合はお店に立てません。
カフェの経営を頑張ろうと張り切ってしまうかもしれませんが、自分の体がとても大切です。労働時間に気を付けてください。
紅茶でお悩みの際は、葉楽にご相談ください
1人でカフェを経営していくのは、とても大変です。周りにアドバイスをくれる人がおらず、精神的にもつらい思いをするかもしれません。
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