これだけは伝えたい!超面倒くさがりの「お茶のプロ」の毎日の飲み方。
私はお茶のプロですから、もちろん毎日毎日お茶を飲んでいます。
紅茶・烏龍茶・マテ茶・日本茶など様々な種類のお茶を楽しむこともあれば、紅茶だけの時もありますが、基本的にはお茶を飲まない日は無いと言って良いでしょう。
葉楽のブログやYoutubeでは、日々「美味しい紅茶の入れ方」や「中国茶器の使い方」、「ハーブティーの入れ方」等の内容をアップしているので、さぞかし普段飲みのお茶も丁寧に入れているのだろう・・・と思う方も多いのではないかと思います。
正直に言いましょう!
真逆です。
実際は、めちゃめちゃルーズに入れて飲んでいます。
その証拠に・・・
- 証拠その1.使っている道具はコップ1つ
- 証拠その2.茶葉の量は目分量
- 証拠その3.茶葉を入れっぱなし
- 次点.お湯を注ぎ足し飲んでいる
さて、みなさんどう思われたでしょう。
「それで美味しく入るわけがない!」とか、「それで美味しいなら、あの動画で話していることは嘘なのですか?」等の意見が出てくるのではないかと思います。
ちょっと待って下さい。
それぞれについて、これから1つずつ説明をさせて頂きます。
証拠その1.「道具はコップ1個」
これは1人分なので、ティーポットも無しで大丈夫です。
最初にお湯をちょっと入れておけば茶器を温めることもできますし。
証拠その2.「茶葉が目分量」
次に「茶葉が目分量」であることについて。
これに関しては、お茶を飲んでる量と年季が違います。
さすがにもう目分量でだいたいわかりますので、大外しすることはありません。
みなさんもお茶をしっかり毎日飲んでいるとわかってきますよ。
証拠その3.「茶葉を入れっぱなし」
最後は、「茶葉を入れっぱなし(茶葉を取り出さずに飲む)」にしていることについて。
こちらに関しては、「茶葉があったら飲みにくい」「蒸らし過ぎたら雑味が出てしまう」という意見があるため、入れっぱなしで大丈夫なの?と疑問に思う方もいるかも知れません。
実は、茶葉は飲み頃になると自然とちょうど沈んでくれます。(約3分くらいでしょうか。)
ですので、飲む頃には邪魔にならないのです。
とても細かい形状の茶葉や、大きくて軽い茶葉は除きます。これらはかき混ぜて沈みやすくしてあげましょう。
もちろん少しは残っている場合もありますが、中国茶飲みの方はお分かりかもしれませんが、茶葉が浮かんでいても気にせず、舌などで口に入らないように器用に飲めます。
蒸らし過ぎに関しては、ちょうどいい蒸らし時間に飲めば問題なく美味しく飲めます。
さらには、興味があればついでに少し濃い目に蒸らした時の味を確かめることもできます。
次点.「お湯の注ぎ足し」
次点としまして、お湯の注ぎ足しに関してもここで触れておきます。
実際には、基本としてはお湯の注ぎ足しはしないで飲むのが一番良いとは思います。ただその飲み方でも良い部分があります。
たとえば、中国茶の飲み方は、一回の分量を多めにして、(紅茶の入れ方と比較して)お湯は少なめ、蒸らし時間を短めにして飲みます。そして蒸らし時間を少しずつ長くしながら、何煎も何煎も飲みます。
同じような感じで飲むことも可能です。私は面倒くさがりなので、烏龍茶や紅茶も同じように飲む場合があります。
特に中国緑茶は、現地の人はガラスの密封口のついたマグカップに茶葉を入れお湯を入れます。そしてお湯が全部なくなる前にお湯を注ぎ足して飲むという方法で飲んでいます。
中国緑茶にお湯を注ぎ足しているところ
注意点としては、蒸らし時間を長くすると渋みが出てくるタイプのお茶には合いません。
参考としては、中国茶や台湾茶、ほかにも芽の部分が多いお茶(値段は高い!)ほど渋みがないものが多いですよ。
結論:やっぱり飲んでる人が一番強い!
最後に、私がこの記事の中で一番みなさんに伝えたいことは何かというと、
- 面倒くさがりだけど、とてもお茶が好きなので、ずっとお茶を飲んでいたい。
- お茶好きなので、美味しいお茶を美味しく飲みたい。
- 面倒で飲まないくらいなら、少しインスタントで良いから沢山飲める方が良い!
ということ!
結局、たくさんお茶を飲んでいる人が、一番強いのです。
飲めば飲むほどお茶のことを好きになりますし、また知識の上だけでなく実感を伴った感覚として、お茶がより深くわかるようになります。
私の友人の中には、高級な緑茶をビールジョッキくらいの中国マグカップ(高価なもの)に入れて、ガブガブ飲んでいる人もいるくらいです。(もちろんとてもお茶に詳しいです。)
お茶に詳しいというのは、各種の説明や歴史文化も含めてももちろん良いのですが、一番大事なのは今飲んでいるお茶をどう楽しむのか、ということではないでしょうか。
そして、実際にたくさんのお茶を飲んできた人にだけ見える世界や景色というものが、やはり確実に存在しているのです。
ということで、今回の結論。
「みなさん、とにかく量を飲もう!」
「楽しく沢山いろいろ毎日飲もう!」
(*最低限の決まりだけは守って)
*最低限の決まり:お湯の温度・茶葉の適正量・蒸らし時間
ただ、もちろんお店ではしっかり入れてくれたものを最高の状態で飲みたいですが。笑