【プロ直伝】紅茶を仕入れるときに押さえておきたい6つのポイント【完全保存版】
「このカフェ紅茶はないの?と聞かれる機会も多いし、何か仕入れてみようかな」
「紅茶の消費量が多いから上手く仕入れてコストカットしたい…。でも仕入れるときにどうすればいいかわからないな…」
「喫茶店をオープンしたいけど、どんな卸業者を選べば失敗しないんだろう…」
紅茶の仕入先選び、悩みますよね。
選び方もわからず、とりあえず店に営業しに来た会社から買い付けたり、競合のお店と同じところに発注してみたりしている方もいるのではないでしょうか。しかし、お店の規模やこだわりによりおすすめの仕入先は変わるので、しっかりポイントを押さえて比較することが大切です。
この記事では、15年以上卸の会社を経営している私が、紅茶を仕入れる際に考えるべきポイントと、卸の選び方について解説しています。
これさえ知っていれば、初めて紅茶を仕入れるときも、卸を変えるときも万全です!
ぜひ最後までお読みください。
紅茶を仕入れるときに考えるべき3つのポイント
紅茶を仕入れようと思ったとき、まずは
- 提供する茶葉の種類
- 提供する茶葉の量
- 紅茶の提供方法
これらについて考える必要があります。
では解説していきますね!
1.提供する茶葉の種類
茶葉の種類によっては対応していない卸会社もあります。自身の店舗ではどのような紅茶を提供するのか考えることが重要です。
オリジナルのブレンドが多いところから、品数を絞っている業者まで、様々な仕入先があります。どんな紅茶がほしいか希望を明確にするのが一番です。
紅茶の種類は大きく分けて3種類。
- ストレート
- ブレンド
- フレーバー
ストレートティーは、収穫した茶葉でそのまま紅茶を淹れたもの、ブレンドティーは、収穫した茶葉を混ぜて、味や香りを整えたもの、フレーバーティーは、紅茶や緑茶などをベースに香料や花びら、果皮などで香りを付加したものです。
とりあえずアイスティーを置きたいならストレート、そのお店の新しい顔にしたいならブレンドやフレーバーティーが良いでしょう。
店舗に紅茶を置く目的を考えると、どんな茶葉がいいか考えやすくなります。
2.提供する茶葉の量
まずは、自身の店舗でどのくらいの紅茶が消費され、1回の発注にどのくらいの量が必要なのかを予想しましょう。
1日のうち、紅茶をオーダーする人数を予測し、そこに2から3を掛けて算出された数字が、1日あたりの茶葉の消費量(g)です。
茶葉の賞味期限は1年ほどと長いので、1回の仕入れ量を多くすることもおすすめです。
1回の発注量に応じて、仕入れを依頼する業者が変わります。工場から直接発送するような卸会社は少量の発注に応じることは難しいですし、個人で卸している会社だと大量の発注に応じにくいことも。
必要な量を計算した上で、対応できる仕入先を探すと良いですね。
3.紅茶の提供方法
ご来店したお客様にどのような形で紅茶を提供するか、こちらも考える必要があります。
お客さんにどのように紅茶を提供するかも予め考えましょう。仕入れるものが変わってきます。
- お客様の手元でティーバックで入れる
- ティーポットを1人ずつ提供する
- 厨房で大量に煮出したものを分けて出す
など、提供の具体的なイメージを固めることが大切です。
ティーバックのメリットは、なんと言っても手軽さ。お湯を注ぐだけで紅茶が完成するので、下準備や提供に時間がかかりません。
また必要な分だけ作れるので、廃棄ができにくいのも利点です。
一方、茶葉ならば一気に仕込むことができます。お客様にティーポットで提供すれば、本格感も出ますよね!
紅茶の提供方法によって仕入れる茶葉の形が変わるので、先に検討しましょう。
紅茶の仕入先を決めるときに見るべき6つのポイント
何の紅茶をどれくらい仕入れるか決まりましたね。では次は仕入れ先を選ぶポイントについて解説いたします。
卸業者を選ぶときに考えることは
- 仕入れ値
- 茶葉の品質
- 納品スピード
- 安定して供給されるか
- 1回に発注できる茶葉の量
- サポートの手厚さ
この6つです!
では解説していきます。
1.仕入れ値
商売ですから、仕入れ値を考えるのは大切です。1回で大量に発注すれば、送料が安くなったり卸業者も価格を少し下げてくれることがあります。
とはいえ、価格だけで単純に比較するのも考えものです。商品の質が伴わなかったり、長期的なやり取りに不安が残ったりすれば、せっかく紅茶を仕入れる意味を見失ってしまうかもしれません。
そのため、価格はもちろん把握しつつ、ほかのポイントにも目を向けることが大切です。複数のポイントから仕入先を比較して、納得できるところを選びましょう。
2.品質
卸売価格が相場よりも低い業者もいます。大半が企業努力の賜物なのですが、まれに茶葉の品質が低い業者も。
求める品質を満たすところを選びましょう。
サンプルを用意しているところもあるので、取り寄せて味わってみるのもおすすめです。届いたものを比較し、自分が納得できるものを仕入れることが一番ですね。
なお、弊社も初回サンプルセットをご用意していますので、ぜひご活用ください。
3.納品スピード
よく使う茶葉に関しては、注文してから店舗に届くまでのスピードも知りたいですね。
卸業者に商品が保管されていなければ、届くのに時間がかかります。輸送方法によっては一週間以上かかることも。届くまでの時間が長いと、その分在庫を抱えないといけません。
なるべく納品スピードが早い卸業者を選ぶことで、発注する際の手間が少し減りますね。
4.供給の安定性
欠品の少ない仕入先を選ぶことも大切です。ほしいときに品物がなくては、取り寄せることもできません。
品切れはお客さんの信頼を損なうことにも繋がりかねないので、なるべく安定して発注できる業者を選びたいですよね。
5.1回に発注できる茶葉の量
ホテルや旅館、チェーンのレストランの場合、1回に発注できる茶葉の量が多くなければなりません。そのため、大量発注に対応できる業者を選ぶべきですよね。
逆に大量発注を担っている卸は、少量の発注では逆に手間となってしまうため、受け付けていないことも。
自分の店舗が発注する茶葉の量に応じて卸会社を選定しましょう。
6.サポートの手厚さ
新しい茶葉を試してみたくなった時、知識のある人がサポートしてくれると心強いですよね。おいしい紅茶のいれ方や困りごとを聞ければ安心です。
また、発注や提供時に生じたトラブルのサポート体制も合わせて確認しておきましょう。最初に連絡を取ってみて、返信を見ながら判断いただくのが一番です。
【仕入れの参考に】人気の紅茶の種類4選
仕入れる紅茶の種類が決められない人のために、人気の紅茶を7つご紹介します。
今回ご紹介する紅茶は
- アールグレイ
- ダージリン
- アッサム
- ウパ
- キーマン
- イングリッシュブレックファースト
- オレンジペコ
この7つです。では解説していきましょう!
1.アールグレイ
アールグレイは、当社でも人気ナンバーワン商品です。
アールグレイはあまりにも有名なので、茶葉の種類かと勘違いしている方もいますが、実はフレーバーティーの一種。茶葉の種類の名称ではありません。
口に含んだ時の高貴な味わいと 渋みの少なさがアールグレイの特徴です。
多くの人に親しまれており、ミルクティーにする方もいらっしゃいます。
どの紅茶を仕入れるか困ったときは、とりあえずアールグレイを頼んでみても良いかもしれません。
2.ダージリン
ダージリンは、世界3大紅茶の1つ。インド北東部ダージリン地方にあるヒマラヤ山麓で収穫される品種です。標高2000mのヒマラヤ山脈では、昼夜の寒暖差によって霧が発生します。この霧が独特の香りと味を生み出しているんです。
ダージリンは収穫の時期によって味が異なります。当社で扱うダージリンは、希少な春摘みの紅茶です。 淡くピュアな甘い香り、鮮やかな緑色のきれいな茶葉で、緑茶のような味わいも感じられます。
3.アッサム
アッサムは、北東インドのブラマプトラ河の両岸に広がるアッサム平原で収穫されます。
レストランで出てくる紅茶は、アッサムが多いかもしれません。クセと渋みが少ないので飲みやすく、ミルクティーにも使われることが多い品種です。アッサムはしっかりとした香りと甘みがあり、口に含んだ瞬間に濃厚なコクが広がります。
4.ウバ
ウバは、スリランカ島の山岳部東側に位置するウパ地方で収穫される品種です。
ウバの茶葉にはミントを含んだような爽快感のある香りや味があり、渋みの中にも癖になる特徴的な味わいがあります。スリランカで収穫される茶葉のことをセイロンティーと呼ぶのですが、ウバはセイロンの中でも高級で、世界3大紅茶にも数えられます。
すこし味にクセがあるので万人受けはしないのですが、根強い人気があるのも事実。メニューの一つとして置いておくのも良いかもしれませんね。
5.キーマン
キーマンは、中国の安徴省(あんきしょう)祁門(キーモン)県にある森に覆われた山岳地帯にて収穫されます。
独特のスモーキーな香りが鼻を通り、マイルドな味わいでかなり上品な紅茶の1つです。その上品さから、世界3大紅茶の1つを担うほど。
クセが多少あるため好みが分かれますが、紅茶好きな方が愛して止まない一品です。
6.イングリッシュブレックファースト
イギリスの紅茶文化のなかでも特に人気のブレンドティーです。
風味や香りが強く、口の中にコクが広がる紅茶で、ミルクと砂糖が合うようにブレンドされています。もともとはアッサム、セイロン、ケニア茶のブレンドとして生まれましたが、高級なものにはキーマンが使われることも。
ブレンドティーの中でも人気を博している茶葉の一つですので、ぜひともご賞味ください。
7.オレンジペコー
オレンジペコは茶の枝の先端部分から2番目に若い葉を指す言葉。特定の産地を指すものではありません。また、オレンジペコーとは、オレンジの葉っぱを使ったフレーバーティーというわけでもございません。
長い年月を経てオレンジペコーという名前が一般に浸透し、名前の紛らわしさからフレーバーティーだと勘違いしてしまう人も出てきてしまいました。
オレンジペコーという品名で販売されている茶葉は、セイロンのブレンド紅茶が多いです。くれぐれもオレンジティーではないのでご注意くださいね。
なお、弊社では、セイロンのオレンジペコーは受注生産のみ対応しています。より高級な、アッサム、ダージリンのオレンジペコーを扱っておりますので、こちらもお試しください。
カタログや商品案内ではOPと表記しているものがオレンジペコーに当たります。
紅茶の仕入先に悩んでいる方は弊社にご相談ください!葉楽の3つの強み
紅茶についてご相談があれば、ぜひ弊社にご連絡ください。お見積もりのご用命だけでも構いません。
弊社は卸売企業として、16年前から全国の飲食店様に紅茶を提供してきました。本格的な紅茶の知識を元に、ジャンルをまたいだ多くの品種を取り扱い、オリジナルブレンドも数多くそろえています。
皆様にご相談いただきやすいように以下の対応もしています。
- サンプルの試飲
- フレキシブルな発注にも対応
- 取り扱いの幅が広い
- ご希望に応じた形で提供可能
- 常に最新情報を提供
これらの強みを持っています。
1.サンプルの試飲ができる
サンプルをご依頼の場合、初回20種類のサンプルセットを購入していただけます。価格は1580円(税込)です。
弊社にはさまざまな種類の茶葉が用意しておりますので、実際に紅茶を淹れて、味を確かめてから発注するかどうかをお決めください。
2.フレキシブルな発注にも対応可能
1単位(袋/セット/個)からご注文を承ります。大量発注をしていただいているお客様もおり、ご愛顧いただいております。
小ロットから大ロットまで幅広く対応できますので、ぜひご相談ください。
3.取り扱いの幅が広い
弊社はさまざまな種類のお茶を取り扱っています。扱っているのは紅茶に限りません。
- ハーブ
- 中国茶
- 日本茶
- スパイス
など、幅広い商品を取り扱っております。また、人気の茶葉は、複数の種類を用意しているのも特徴です。たとえばダージリンならば、
- ダージリン1st
- 有機ダージリン
- ダージリンオレンジペコ
などを取り揃えています。
多種多彩な選択肢をご用意することで、メニューや方向性の変更が必要なときもご提案できるのが強みです。もちろん、どの茶葉を取り扱うか悩んだときには、経験豊富なスタッフがアドバイスいたします!
4.ご希望に応じた形での提供が可能
お店の状況によって、最適なお茶の提供方法も変わりますよね。茶葉からゆっくり抽出したい方も入れば、いち早く紅茶を用意したい方もいるでしょう。
弊社はお店に応じた商品を提供できるように様々な形状をご用意しています。
- リーフ
- ポット用ティーバック
- カップ用ティーバック
- 1リットル用ティーバック
- 水に溶けるスプレードライタイプ
お店の器具や規模に合わせて、お好みの形を選んでいただけます。
5.常に最新情報をご提供
よりおいしい茶葉を仕入れたときは、自信を持ってご紹介させていただきます。
定番から高級ラインまで、さまざまな茶葉を用意しております。店舗様限定のオリジナルティーをブレンドすることも可能。お茶好きの方を増やすために、常に改善と学習をしておりますので、気になることはぜひお尋ねください!
ぜひ一度ご相談をお待ちしております。