【プロが解説】紅茶の保存容器おすすめ6選!正しい保管方法で美味しさ長続き
「紅茶の保存容器ってどんなものがいい?ガラスの瓶でもいいのかな」
「密封していないと紅茶って飲めなくなる?」
「紅茶の保存に最適な保存容器の種類を知りたい!」
紅茶の茶葉は湿気やすいと言われています。保存状態が悪いと風味が損なわれたり、香りが落ちてしまったりするので、長く楽しむためには保管の仕方にもこだわりたいものです。
とはいえ、開封後の保存方法や保存容器はどうしたらいいのか迷いますよね。
この記事では
- 紅茶を保存するときのポイント
- 保存容器を選ぶときのポイント
- おすすめの保存容器
などを、紅茶のプロがご紹介しています。
紅茶に適した保存容器を知りたい方はぜひ最後までご覧ください。
*お茶の保存方法についてはYouTube動画もございますので、そちらもぜひご覧ください!
紅茶の保存状態が良くないとどうなる?
紅茶の茶葉は乾燥しているため、保存状態が良ければ2〜3年ほどの長期保存が可能です。
しかし、保存状態が良くないと茶葉が劣化し、以下のような変化が出てくる場合があります。
- 香りが薄くなる
- 風味がそこなわれる
- 見た目に変化が出る
紅茶の質が落ちたからといって飲めないわけではありません。しかし、美味しい紅茶を長く楽しむためには、適切な保存をしておいたほうが良いでしょう。
紅茶を保存するときの5つのポイント
紅茶を保存するときに気をつけるポイントとして、以下の5つが挙げられます。
- 空気に触れさせない
- 日光に当てない
- 香りの強い食べ物のそばに置かない
- 湿度が高い場所を避ける
- 乾燥したティースプーンを使う
なぜなら、紅茶は
- 外気
- 直射日光
- 他の食べ物の匂い
- 湿気
- 温度差
による影響を受けやすいからです。紅茶の性質に合わせた保存方法を知り、茶葉の鮮度を保ちましょう。
1.空気に触れさせない
紅茶は空気に触れると酸化しやすい性質があります。酸化すると風味が落ちてしまうため、外気に触れさせないように保存しましょう。
とくに、開封したあとは空気に触れやすくなるため注意が必要です。
2.日光に当てない
乾燥した茶葉は紫外線に当たると成分が変質すると言われています。そのため、直射日光が当たらないように保存しましょう。
とはいえ、暗くても湿度の高い場所は控えるようにしてください。詳しくは後述します。
3.香りの強い食べ物のそばに置かない
紅茶は近くに置いてある物の匂いを吸収してしまう性質があります。冷蔵庫や冷凍庫での保管を控えるよう言われているのも、ほかの食べ物の匂いが移りやすいからです。
常温保管の場合でも、香りの強い食べ物のそばには置かないように気をつけましょう。匂いが移って本来の香りが楽しめなくなります。
4.湿度が高い場所を避ける
紅茶の茶葉は長い時間をかけて乾燥させられており、水分は3〜4%しかありません。そのため水分を吸収しやすいといった性質があります。
湿度の少ない冷暗所や風通しのいい場所での保存がおすすめです。冷蔵庫・冷凍庫での保管は問題はありません。ただし、温度差による水滴の発生には注意しましょう。
水分を吸収してしまうと茶葉がしける・風味や香りが損なわれる、といった劣化につながってしまいます。紅茶に最適な保存場所を見つけてみましょう。
5.乾燥したティースプーンを使う
紅茶の保存には環境だけでなく、使用するティースプーンの水分にも気をつけましょう。
いくら紅茶の保存環境が良くても、紅茶を淹れるティースプーンに水分が残っていては、容器の中の茶葉が水分を吸収してしまいます。しっかり乾燥しているティースプーンを使うようにしましょう。
保存状況が悪く劣化して飲めなくなった紅茶でも、脱臭剤や掃除に使えます。詳しい活用方法については、こちらの記事を参考にしてください。
紅茶の保存容器を選ぶときのポイント5つ
紅茶を保存する容器全般のことを、ティーキャディといいます。東インドで使っていた紅茶の単位cattyが語源です。古くは陶磁器などの瓶で作られていました。
紅茶を長く楽しむためには、茶葉の性質に合わせて保存する必要があります。保存場所だけでなく、適した保存容器も選ぶようにしましょう。
選ぶときのポイントは以下の5つです。
- 素材
- 気密性
- 遮光性
- サイズ
- デザイン
一つずつ解説していきます。
1.素材
紅茶の保存に適した素材には、空気を通さない金属類がおすすめです。日々使うものなので、軽くて取り扱いやすく、錆びにくいステンレスやアルミ製のものを選ぶようにしましょう。
金属の中でも真鍮は重厚感があり、経年変化で味わい深さが楽しめます。その反面、錆びると青錆が発生しやすいため控えたほうがいいでしょう。
木製の容器は手触りが良く、温かみもあります。ただし、温度差や湿度によって伸縮してしまうため、金属製のものに比べると密閉性にかけるのが弱点です。
また、陶器は空気を通さないのですが、割れやすい・温度差で水滴が発生しやすい、といった面で保存には向いてないでしょう。
プラスチックは安価で軽く、取り扱いやすいのがメリットです。しかし、遮光性に欠け、匂いも移りやすいのでおすすめできません。
2.気密性
先ほどお伝えしたように、紅茶の茶葉は湿気に弱い性質があります。そのため、気密性の高い保存容器を選ぶことが大切です。パッキン付きや中蓋付きのものであれば外気と触れずに保管できます。
しっかり密閉されていれば、香りも逃げにくくなりますよ。
3.遮光性
紅茶を直射日光から避けるため、遮光性の容器を選びましょう。
ガラス瓶やプラスチック類は光を通してしまうため、紅茶の保管には向いていません。しかし、直射日光の当たらない収納場所に置いておくのであれば、大きな影響はないかもしれません。
4.サイズ
保存容器を選ぶときは、1ヶ月程度で飲み切れるサイズのものを選びましょう。
茶葉の量に比べて容器のサイズが大きすぎると、そのぶん空気や湿気に触れることになってしまい、劣化の原因にもなってしまいます。
大量に茶葉がある場合は少量を小さめの容器に入れ、残りは密封性の高い容器やジップロックなどに保存しましょう。
5.デザイン
ティータイムを楽しむために、保管容器のデザインにもこだわってみましょう。
お気に入りの紅茶を淹れるときに手にする容器は、見ていて気分が上がるものがおすすめです。
また、さまざまな種類の紅茶を保管するのであれば、容器のデザインをそろえるとスッキリ見えますよ。
【厳選】おすすめ紅茶の保存容器6選!
紅茶の性質に最適な保存容器の特徴をお伝えしてきました。なかでも、おすすめの保存容器のタイプを以下の6つに厳選してみました。
- ステンレス製キャニスター
- アルミ製キャニスター
- 銅製製キャニスター
- ブリキ製キャニスター
- 木や竹で作られた茶筒
- ジッパー付きアルミ袋
キャニスターとは金属製のふた付き容器のことです。
順番にご紹介していきます。
1.ステンレス製キャニスター
紅茶の保存容器として、ステンレス製のキャニスターがおすすめです。中蓋付きやパッキン付きのスクリュータイプが良いでしょう。
ステンレスは、金属の中でも特にさびにくい性質を持っています。耐食性に優れ、軽くて取り扱いやすいのが特徴です。匂いも移りにくく、茶葉の保存にも適しています。
特別なメンテナンスも必要としないので、長期にわたって使用することができます。ちなみに、ステンレスは100%リサイクル可能な材料です。もし途中でほかの保存容器に切り替えても、地球に優しいのはうれしいですね。
2.アルミ製キャニスター
中蓋やパッキン付きのもの、スクリュータイプなど、しっかり密閉できるものならアルミ製のキャニスターもおすすめです。
アルミの最大の特徴は軽さです。取り回しやすく日常使いしやすいのですが、強度はステンレスには劣ります。万が一、落としたりぶつけたりしても変形しない丈夫なものをお探しであれば、ステンレス製のほうがいいかもしれません。
ステンレスと同様、空気中で酸化皮膜を作るのでさびにくい性質です。耐食性に優れているので、茶葉を安心して保存しておけます。
3.銅製キャニスター
ここまでお伝えしたように、気密性の高いものなら銅製のキャニスターもおすすめです。
銅はなにより美しい色彩や光沢を持ちます。空気に触れることで酸化し、赤褐色から次第に美しい緑青色へと経年変化を楽しめるのもおすすめポイントです。
銅もステンレスやアルミと同様、耐食性に優れています。加えて、銅の最大の特徴は、抗菌作用があることです。そのため、お気に入りの美味しい茶葉を安心して保存しておくことができますよ。
4.ブリキ製キャニスター
鉄の表面を錫(スズ)でメッキしたブリキは、多くの飲料缶・保存食である缶詰に使用されています。外国のアンティークな紅茶缶やお菓子の缶でご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ブリキは耐食性に優れているので、紅茶の保存容器としてもブリキ製キャニスターもおすすめできます。
ただし、ブリキのメッキ部分であるスズは腐食しにくいのですが、一部でも鉄が露出してしまうと腐食が進んでしまいます。さびやすいというデメリットがあるのは知っておいたほうがいいかもしれません。
5.木や竹で作られた茶筒
茶筒は本来、日本の煎茶の茶葉を保存するために作られた容器です。昔よりも素材の種類や外見にもこだわった茶筒が出回るようになっています。
中蓋が付いていて、蓋が隙間もなく閉まる気密性の高い茶筒は、紅茶の保存にも向いています。
特に、桜の木や皮を使った茶筒は、見た目も美しく、湿度を低く一定に保ってくれるのでおすすめです。
6.ジッパー付きアルミ袋
ここまでご紹介した容器以外に、ジッパー付きのアルミ袋もおすすめです。
アルミの性質については先ほどお伝えしました。軽くて耐食性があるため、食品の保存に向いています。開封前の保存袋として目にする方も多いのではないでしょうか。
また、アルミ袋の場合、内容量に応じて中の空気を抜くことができます。口を締める前になるべく空気を抜いてあげることで、より酸化を防げるのもメリットです。
ジッパー付きのアルミ袋は、100均などでも手に入れることができます。少量をお気に入りの容器に保存し、残りの茶葉やティーバッグなどをジッパー付きのアルミ袋で保存すると良いでしょう。
紅茶に関するご相談は、ぜひ葉楽にお任せください
ここまで、紅茶を保存する時のポイントや紅茶の保存容器を選ぶポイントについてお伝えしました。
紅茶を保存する際は、
- 空気に触れさせない
- 日光に当てない
- 香りの強い食べ物のそばに置かない
- 湿度が高い場所を避ける
- 乾燥したティースプーンを使う
上記5点に気をつけておけば、風味や香りを損なわずに済みます。加えて、茶葉の性質に適した容器で保存すれば、美味しい紅茶を長く楽しむことができますよ。
- ステンレス製キャニスター
- アルミ製キャニスター
- 銅製製キャニスター
- ブリキ製キャニスター
- 茶筒
- ジッパー付きアルミ袋
ぜひ、お気に入りの容器を見つけてティータイムを楽しんでくださいね!
なお、当サイトを運営しております葉楽は、紅茶を店舗様に卸す会社です。葉楽は3つの点で、自信を持っております。
- 品質
- 安定
- 知識
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紅茶の卸業者を選ぶ際は、以下の点を考慮しなければなりません。
- 安全性
- 守られる納期
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葉楽はこれらの点に自信をもって、店舗様と取引をしております。
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