ダージリン・ネパールの豪雨被害と世界のお茶業界最新動向──専門店・飲食店が知っておきたい今後のヒント
皆さまこんにちは!お茶の葉楽(ようらく)です。
近年、世界各地でお茶産地を取り巻く環境が大きく変化しています。特に、ダージリンやネパールのような名産地での自然災害や、長年親しまれてきた輸入業者の閉鎖、そして新たなオークション制度の導入など、業界全体に影響を与えるニュースが相次いでいます。
「最近、お茶の仕入れ価格や品質が安定しない」「新しいお茶のトレンドをどう取り入れればいいの?」といったお悩みをお持ちの飲食店経営者の方も多いのではないでしょうか。今回は、世界のお茶業界の最新ニュースをもとに、今後の飲食店経営やメニュー開発に役立つヒントをお届けします。
ダージリン・ネパールでの豪雨被害とその影響

まず、インド・ダージリンやネパール・イラム地方では、記録的な豪雨による甚大な被害が発生しました。多くの茶園が土砂崩れや洪水に見舞われ、現地の生産者や労働者の生活にも大きな影響が出ています。特にダージリン産のお茶は、世界中の高級ティーサロンや飲食店で根強い人気があるため、今後の供給量や価格動向にも注目が集まります。
このような自然災害は、単なる一地域の問題にとどまらず、グローバルなお茶流通全体に波及します。仕入れ先の多様化や、産地情報のこまめなチェックが、今後ますます重要になってくるでしょう。
老舗輸入業者の閉鎖──時代の転換点
35年にわたり世界中の高品質なお茶を届けてきたある大手輸入業者が、惜しまれつつも事業を終了しました。これにより、従来の流通ルートや仕入れの選択肢が大きく変わる可能性があります。
飲食店にとっては、信頼できる業務用お茶の卸業者を見極める力がますます問われる時代です。新しいサプライヤーの開拓や、既存のパートナーとの関係強化も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
ケニアの新オークション制度──スペシャリティティーの新時代
アフリカ最大級の茶産地であるケニアでは、伝統的なCTC(クラッシュ・ティアー・カール)製法だけでなく、オーソドックス製法によるお茶の専門オークションが新たにスタートしました。これにより、今まで以上に多様なフレーバーや品質のお茶が世界市場に登場することが期待されています。
飲食店の皆さまにとっては、ケニア産の新しいスペシャリティティーをメニューに加えることで、他店との差別化や新規顧客の獲得につながるかもしれません。たとえば、産地ごとの飲み比べセットや、ケニア紅茶を使ったオリジナルスイーツの開発などもおすすめです。
インド国際ティーコンベンションで語られた未来

今年、数年ぶりに開催されたインド国際ティーコンベンションでは、「お茶のエコシステムを未来へ革新する」というテーマのもと、世界中の生産者やバイヤーが集まりました。サステナビリティやイノベーション、そしてグローバル市場でのインド茶の役割について活発な議論が交わされたそうです。
このような国際的な動きは、今後の業務用お茶の品質や流通、そして飲食店での提案の幅を大きく広げてくれるはずです。持続可能なお茶づくりや、ストーリー性のあるメニュー提案も、今後のトレンドとして押さえておきたいポイントです。
今、飲食店ができること──仕入れ・提案のヒント

世界のお茶業界が大きく動く中で、飲食店ができることは何でしょうか?
- 産地や製法の違いを活かしたメニュー開発
- サステナブルなお茶やフェアトレード商品の導入
- お茶のストーリーや背景を伝える店頭POPやSNS発信
- 季節限定や産地別のティーフェア開催
こうした取り組みは、単なる「飲み物」としてのお茶を超え、お客様に“ちょっと特別な体験”を提供することにつながります。
世界のお茶産地や流通の変化をしっかりキャッチし、店舗の魅力アップや売上アップにつなげていきましょう。それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
