皆さまこんにちは！お茶の葉楽（ようらく）です。

日々変化するお茶業界のニュース、皆さまはどのようにキャッチしていますか？最近は世界的な経済情勢やトレンドの変化が、お茶ビジネスにも大きな影響を与えています。

今回は、世界の主要なお茶生産国が米国の“Dirty 15”関税リストに名を連ねた話題や、グローバルティーアワードの最新受賞情報、そしてバブルティーブランドのIPO決定など、業界の今を象徴するニュースをまとめてご紹介します。飲食店経営者の皆さまにとっても、今後の仕入れやメニュー開発、販促のヒントになる内容ですので、ぜひ最後までお読みください。

世界のお茶生産国が「Dirty 15」関税リスト入り、その意味とは？

米国の貿易政策の中で、今年注目されたのが“Dirty 15”と呼ばれる関税リスト。このリストには、世界の主要なお茶生産国が複数含まれています。具体的には、中国、インド、スリランカ、ベトナムなど、グローバルなお茶市場を支える国々が対象となりました。

この動きは、単なる国際政治の話題にとどまらず、業務用お茶の価格や流通に直接的な影響を及ぼす可能性があります。関税が上がれば、輸入コストの増加や仕入れ価格の変動が避けられません。飲食店の皆さまにとっては、今後の価格設定やメニュー構成を見直すきっかけにもなりそうです。

こうした状況下では、

• 複数産地のお茶をバランスよく仕入れる
• 国産茶や地域ブランドへの切り替えを検討する
• お茶のストーリーや産地情報を店頭でしっかり伝える

などの工夫が、店舗の安定経営や差別化につながります。

世界が認めたお茶、グローバルティーアワード2025の受賞銘柄

今年も世界中のお茶が集結する「グローバルティーチャンピオンシップ」が開催され、2025年の受賞銘柄が発表されました。ここで選ばれるお茶は、味・香り・品質のすべてにおいて国際的な評価を受けた逸品ばかりです。

受賞したお茶は、飲食店のメニューに加えることで「世界基準の味」をお客様に提供できる大きな魅力となります。特に、健康志向やプレミアム志向が高まる中、こうした受賞歴のあるお茶を期間限定で提供するフェアや、ペアリングメニューの開発もおすすめです。

また、受賞銘柄の紹介を店頭POPやSNSで発信することで、「ここでしか飲めない特別感」を演出し、集客やリピーター獲得にもつなげられます。

バブルティーブランドがNASDAQ上場へ：お茶ビジネスの新たな潮流

近年、バブルティー（タピオカティー）市場の拡大が目覚ましいですが、ついに大手バブルティーブランドがNASDAQでのIPO（新規株式公開）を決定しました。これは、お茶ビジネスが単なる飲料の枠を超え、グローバルな成長産業として認知されている証拠です。

この動きは、飲食店にとっても新たなビジネスチャンスを示唆しています。たとえば、バブルティーやアジアンティードリンクのバリエーションを増やしたり、若年層向けのトレンドメニューを開発することで、これまで以上に幅広い客層の獲得が期待できます。

今後の業務用お茶ビジネスに求められる視点

国際情勢やトレンドの変化は、業務用お茶の仕入れやメニュー開発に大きく影響します。これからの時代は、「情報感度の高さ」と「柔軟な対応力」がますます重要になっていくでしょう。

葉楽では、世界のお茶事情や最新トレンドをいち早くキャッチし、飲食店の皆さまに役立つ情報を発信しています。今後も、現場で使えるヒントや旬の話題をお届けしていきますので、ぜひご期待ください。

お茶を通して、店舗の魅力アップやお客様の満足度向上に貢献できれば幸いです。それでは、また次回の記事でお会いしましょう！